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筑波会議「どこでもStudy」実施報告

先日、筑波会議の中で行われました、「どこでもStudy」の報告書を転載いたします。

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Tsukuba Science City is where Japan’s state-of-the-art science and technology gather. When you walk in Tsukuba, you see the research results of over 160 research institutes and more than 20,000 researchers. University of Tsukuba, located in the heart of the city, offers a wide range of academic disciplines including physical education and art. Students at the university have access to a broad range of academic oppertunities to choese from. There are many student lead seminars where they can discuss ideas and learn together. This time, we plan to explore the research being conducted by students. We look at student presentations on research and academic disciplines of interest. Like the “Tsukuba” city where you can discover new discoveries by walking around the city, this is a project where visitors of the Tsukuba Society can discover new things “anywhere”.

Specifically, we particpated in two activities.
-Planning and management of presentations about research and academic activities by students (poster format).
-Promotion of exchange of opinions between presenters and visitors.
On the day of the event, as soon as the doors opened many people came to view the posters.
One of the unique points of this poster session is a free exchange of ideas that is not bound by time or space.
The presenter wrote notes in advance about the following points on the poster by using "post-it".
①“Promotional points” such as originality of research and personal special skills.
②“Recruitment items” such as seeking ideas, knowledge, and resources (economic and instrumental).
Then the visitors put (wrote) back their comments, suggestion and offers on the poster. This encouraged interactive communication

「第一回 みんなの学会」を一緒に創る仲間を募集しています!

2020年2月に,学問分野,理論―実践の枠組みを超えた学びを目指す学生のための学会「みんなの学会」を開催します.

今回は「ユニバーサルな学び」をテーマに,筑波大学,筑波技術大学,筑波学院大学の学生を中心に企画・運営を行います.
つくばの学生の学術的な知見の交換やアイディアの創発の場となることを目的としています.

現在,このイベントに学会スタッフとして企画・運営から関わっていただけるスタッフの方を募集しています.
11月13日(水),20日(水),27日(水)(各17:00-)に説明会を開催します!
場所は筑波大学中央図書館にて,時間は1時間程度を予定しています.また,説明会終了後は懇親会を予定しております.
説明会の時間に間に合わない方は,懇親会からのご参加も大歓迎です.

研究活動,学術交流,サイエンスコミュニケーション,イベント運営,ユニバーサルな学びの視点にご興味のある方の積極的なご参加をお待ちしております!

11/13日 中央図書館 セミナー室C
11/20, 27日 時間変更 17:00~ → 18:30~になります!
11/27日 20:00~懇親会を開催します。懇親会からの参加も可能です!
場所:一九つくば総本店
https://r.gnavi.co.jp/e636108/


ご質問等ございましたら下記の連絡先までお問合せください。
【問合せ先】:tsukuba.graduate@gmail.com

なお,現在予定しているイベントの概要は下記のとおりです.
(11月にスタッフ募集を行い,スタッフが確定した時点でこちらの概要を見直すところから含め,スタッフの皆でイベントを創ってまいりたいと思います)

1. イベント概要
 本年のテーマは「ユニバーサルな学び ~手話から学ぶ,伝えるということ~」とし,学生の研究発表(および招待講演)と手話パフォーマンスとを組み合わせたイベントを試みる.
イベントの準備・運営はつくばの学生が協働して行い,当日の参加者はつくば市を中心とする地域住民を想定している.「聞こえる/聞こえない」の違いに関係なく,質の高い学問およびアートを体験する場を提供することで,SDGs における保健,教育,イノベーション,不平等の是正,持続可能なまちづくり(包摂的な社会)の向上が期待される.

2. イベントの目標
①筑波大学,筑波学院大学,筑波技術大学の繋がりの構築
②研究学園都市におけるアカデミックカルチャーの醸成
③手話の言語学的意味をとらえなおし,「みんな」にわかりやすいサイエンスコミュニケーションへの示唆を得る
①~③を通じ、つくばにおける開かれた学び・気づきの場を提供することを目指す

3. 当日概要
場所:つくばノバホール(予定:変更になりました!)
日時候補:2月15日(他の候補日:8・9・11日)
募集人数:200人~
テーマ:「ユニバーサルな学び ~手話から学ぶ,伝えるということ~」
当日のタイムライン:
・開会式・企画意図(30分程度)
・筑波大/筑波技術大学の研究発表(1~2時間) ※手話通訳・文字通訳を使用
・きいろぐみ様パフォーマンス (交渉済)ダンス,歌,コント等を予定
・閉会式(10分程度)

手話パフォーマンスをしていただく予定の「きいろぐみ」の皆様

あなたの研究を世界に発信!「どこでもStudy」発表者募集

本年の10月に,世界の若手研究者がつくばに集まる「第一回筑波会議」が開催されます。
TGNは今回この筑波会議にて,学生が,自身が取り組んでいる勉強や研究についてポスター発表をしていただくイベントを企画しました。
そして,現在,この場で発表をしていただく学部生や大学院生の方を募集しています!

概要は下記の通りです。
〇発表日:2019年10月4日(金)
〇会場:つくば国際会議場
〇参加費:無料(ポスター作成費用補助あり)
〇参加資格:つくば市内在学・在住の学生
(小学生,中学生,高校生,大学生,大学院生)
〇発表形式:ポスター,使用言語は日本語もしくは英語
※基本的には紙もしくは布に印刷したポスターをご作成いただきます.
〇募集締め切り:2019年9月15日(日曜日)
〇応募フォームはこちらをクリック

当日は世界中の若手研究者の方や,研究等に関心のある地域の方,中高生などもご来場いただきます!
皆様が学んでいる事や研究について,多くの人に知ってもらい,議論し,アドバイスをうけることのできる機会となっております。
是非みなさまの積極的なご参加をお待ちしております!

なお,ポスターの作成支援や,発表に不安がある場合のサポートなども行っております。
ご質問等ございましたら下記の連絡先までお問合せください。
【問合せ先】:tsukuba.graduate@gmail.com

第2回つくばカルチェ・ラタン開催!

第2回つくばカルチェ・ラタンの開催が決定!

日時:3月28日 16:00~
場所:中央図書館

カルチェ・ラタンとは、かつて学生運動が盛んでいて教養のある学生がたくさんいる地区のこと。
”議論が盛んでいる場”という意味合いでイベントの名前にしました。

今回のテーマは「責任」。

「責任」と関連があればなんでもOK!
テーマに沿って自分の分野でどんな解釈をするのかを、スライド一枚で1分プレゼン!
全員の発表がおわったら、思う存分異分野の人々と議論を盛り上げよう!

1分プレゼンターと議論のみの参加、両方とも大歓迎です!

ぜひ、ご来場ください!

【緊急告知】新歓やります。


【新歓のおしらせ】
つくば院生ネットワーク(TGN)では随時新メンバーを募集していますが、今回、新入生を迎えるタイミングで新歓を企画しました!TGNは学生プレゼンバトルや駅前キャンパスなど、違う分野の研究をつないだり、研究者と一般の方々をつないだりする活動をしています。一緒に活動したい、TGNの活動に興味がある、という皆さんはこの機会にぜひ!学群生はもちろん、筑波大生以外も大歓迎です!(2018年 学群生3名、他大生1名)

日時:3/21 18:00~
集合場所:中央図書館
問い合わせ:tsukuba.graduate(at)gmail.com ※(at)を@に置き換えてください。
またはお問い合わせから。
参加費:無料!

【第2回7/24】デモプレ開催します!

来週7月24日に「デモプレ」を開催します!
TGNでは毎年、雙峰祭で「学生プレゼンバトル」を開催しています。学部生・院生が自分の研究をわかりやすく伝えるプレゼン能力を競います。

出てみたいけどプレゼンバトルってどんな感じ?

そんな疑問にお答えするために、「学生プレゼンバトルの“デモ”」、つまり「デモプレ」を企画しました! TGNメンバーが15分で研究をプレゼンします!

第2回は来週7月24日! 第1回の様子はこちらにありますので合わせてご覧ください!

【第2回】
日時:7月24日 18:30ー19:00
場所:中央図書館前エントランス

〜スピーカー〜
教育研究科教科教育専攻 川村理絵
「石材業のはなし」

他1名

【活動報告】デモプレ(第1回6/20開催)

デモプレ1風景 6月20日に「デモプレ」(学生プレゼンバトルのデモ)を開催しました!
多くの通りすがりの方が足を止めて見てくれました.
プレゼンターはTGNメンバーに行ってもらいました.
永野恭子(筑波大学人文社会科学研究科 国際日本研究専攻 博士前期課程1年)
「ひとりでできるもん!を探す」
日本語教育の研究トピックを紹介してもらいました. ひとりで勉強するにはどうすればよいか,出来具合をどう判断するかなど様々な問題が存在します. そんな問題をどう解決するか,研究の道筋を分かり易く紹介してくれました.
青木優美(総合研究大学院大学 高エネルギー加速器科学研究科 素粒子原子核専攻 博士後期課程1年)
「宇宙の全てを説き明かせ!〜素粒子物理の未来〜」
素粒子とは何か?最先端のホットトピックは何か?を短時間で分かり易く紹介してくれました.
物理?素粒子??なかなか取っつきにくい分野を青木節でプレゼンしていました.


次回は7月24日18:30~,ご興味がある方はぜひお越しください!

2018年度新メンバー募集!

TGNは一緒に活動するメンバーを募集中です! TGNは学生プレゼンバトルや駅前キャンパスなど、違う分野の研究をつないだり、研究者と一般の方々をつないだりする活動をしています。また、自分で企画を考えてメンバーの協力で実行することも可能です。活動内容は、研究を中心とした交流に関することならなんでもOKです。 TGNメンバーは、学群1年生から博士後期課程3年生まで幅広く、またそれぞれの所属・専門分野も多岐に渡っています。 また、筑波大生でなくても大丈夫です! 月1回程度の全体ミーティング、および、随時プロジェクトごとのミーティングを行なっています。 活動場所は固定されていませんが、図書館のセミナー室などを利用しています。 試しにミーティングに参加してみませんか? ミーティングに参加した後、TGNに入らないことに決めても構いません。 もしTGNに入っても、研究やサークル等で忙しい時期は、活動に参加できなくても構いません。 TGNは、みなさんの時間を尊重します。 まずはこちらにご連絡ください!    ↑クリック!

雙峰祭グランプリ2013

院生プレゼンバトル2013は、雙峰祭実行委員会が主催する「雙峰祭グランプリ」にエントリーしています。 ぜひとも応援をよろしくお願いします!! 企画番号:146 企画名:院生プレゼンバトル2013OS

雙峰祭グランプリ2013とは

当企画は来場者に気に入った企画に投票していただき、雙峰祭の頂点に君臨する企画を決定、表彰する企画です。

企画は特色に合わせて三つの部門に分類されます:

S:ベストセラー賞
何かを売っている企画
P:グッドパフォーマンス賞
みんなを楽しませる企画
A:ベストアカデミー賞
何かを学べる企画
  下記のQRコードからも投票ページにアクセスが可能です。 ご注意:投票は携帯電話のアドレス(@ezweb.ne.jpなど)からのみご応募いただける仕様となっています。

ポスター発表部門:開催プログラム

【 開催プログラム 】 10:00 ポスター掲示開始(雙峰祭開会) 13:00 - 15:00 コアタイム(プレゼンターによるポスター発表) 13:00 - 15:30 来場者による審査・投票 16:00 結果発表 院生プレゼンバトル2013第一日目は、「ポスター発表部門」です! ポスター発表部門では、様々な分野で最先端の研究を行っている大学院生達が、来場者のみなさんに対して「対話形式」で分かりやすく研究プレゼンを行います。 そのため疑問に思ったことや、議論してみたいことなど遠慮なく気軽に質問することができます。 また、「大学院生って普段どんな生活しているの?」みたいな素朴な質問も大歓迎です。 ポスターは雙峰祭期間中掲示されていますが、大学院生たちによる発表が確実に聞けるのは、   11月3日(日)13:00-15:00の「コアタイム」 です。 コアタイムでの発表聞いて、来場者のみなさんに審査・投票をしていただきます。 そして、みなさんの投票で2013年のポスター発表部門プレゼンターNo.1が決定します。 筑波大学の学際的な雰囲気が味わえる企画です。是非お越しください。

大学会館へのアクセス

map会場となる大学会館へのアクセスは下記の通りです。 【電車でお越しの方】 ・つくばエクスプレス「つくば駅」下車   ↓  筑波大学循環右回り「大学会館前」下車 ・JR常磐線「土浦駅」下車   ↓  筑波大学中央行きバス「筑波大学中央」下車   ↓  筑波大学循環左回り「大学会館前」下車 【お車でお越しの方】 学園祭期間中は駐車場の混雑が予想されます。 駐車場によっては長距離を歩くことになる可能性がありますので、詳しくは誘導係の方にご確認ください。 より詳しいアクセス方法に関しましては 学園祭ホームページの来場案内をご覧ください。 つくばってどこ?!

院生プレゼンバトル2013 ポスター発表部門 アブストラクト集

院生プレゼンバトル2011 | 院生プレゼンバトル2012 | 院生プレゼンバトル2013
ポスター発表部門 アブストラクト集 11月3日 #Presenbattle
院生プレゼンバトル2013第一日目は、「ポスター発表部門」です! ポスター発表部門では、様々な分野で最先端の研究を行っている大学院生達が、来場者のみなさんに対して「対話形式」で分かりやすく研究プレゼンを行います。 発表者の名前やタイトル、アブストラクト(発表内容の概要)を下記に掲載します。 興味のあるポスター発表を探してみましょう。 ポスターは雙峰祭期間中掲示されていますが、大学院生たちによる発表が確実に聞けるのは、   11月3日(日)13:00-15:00の「コアタイム」 です。 コアタイムでの発表聞いて、来場者のみなさんに審査・投票をしていただきます。 そして、みなさんの投票で2013年のポスター発表部門プレゼンターNo.1が決定します。 筑波大学の学際的な雰囲気が味わえる企画です。是非お越しください。
 P-01 教科書を超えろ! 
発表者:  山本晃平
所属:   数理物質科学研究科
指導教員: 小林伸彦
キーワード:熱,原子,最先端
【速報】口頭発表本選出場!口頭発表では触れられない研究の裏側まで、ポスター限定発表が満載です!! 『わくわくしたいなら、このプレゼン。』最先端すぎてビデオ・写真撮影禁止!の研究成果を、来場者にだけお見せします!科学技術ってどうやって生まれるの?研究の現場から、わくわくするような研究の追体験を、あなたにだけお伝えします。
 P-02 豚のくしゃみ音を用いた健康監視 
発表者:  川岸卓司
所属:   システム情報工学
指導教員: 水谷孝一
キーワード:マイクロフォン,豚,健康管理
養豚農家での感染症の早期発見は重要である.現在は,豚に対する血液検査や作業員が観察することで感染症の発病の有無を確認している.本発表では豚が感染症の際に発するくしゃみ音の発生回数を,マイクロフォンを用いて監視することでくしゃみの回数から感染症の陰陽性を識別することを目的としている.従来手法での誤識別を低減するため,識別に用いるくしゃみの標準サンプル(テンプレート)を複数用いることで,誤識別の原因であったくしゃみ音に似た雑音に対しても識別可能であることが確認された.実際の豚舎で収録したデータでの評価実験の結果,識別率は18%から65%に向上し現状のモニタリング基準を達成し,くしゃみ音を検出する本手法での感染症の陰陽性識別が可能であり,早期発見に有効であることが示された.
 P-03 スーパーグロース:垂直配向単層カーボンナノチューブ集合体(SWCNT-forest)の多種多様な成長環境 
発表者:  木村寛恵
所属:   数理物質科学研究科
指導教員: 畠 賢治
キーワード:カーボンナノチューブ,合成
単層カーボンナノチューブ(SWCNTs)は、その電気特性、光学特性、機械強度、熱伝導特性などから、様々な用途への応用が期待され、その合成技術の開発は非常に重要である。本研究では、スーパーグロースCVD法を用いた、SWCNTsの高効率成長を可能にするガス種の多様性について報告する。様々な種類の炭化水素(鎖状飽和、鎖状不飽和、環状飽和、環状不飽和)が、高さ100μm以上のSWCNT-forestsを生成する炭素源として使用可能なことが証明された。さらに、本合成システムにおいて、全ての炭素源から生成したSWCNTsが同程度の平均直径を有し、CNTsの直径は、炭素源ではなく触媒に依存することを示した。スーパーグロースCVD法の一般性は、炭素源にトランス・デカヒドロナフタレン、成長エンハンサーにベンズアルデヒドを用いた、例外的な組み合わせからのSWCNT-forestの合成により、実証された。
 P-04 仮想逆音源を用いた指向性走査による音源の大きさ推定 Estimation of spatial size of sound by directivity scanning using virtual counter sound source method
発表者:  坂井琢人
所属:   システム情報工学
指導教員: 水谷孝一
キーワード:マイクロホンアレイ,仮想逆音源法,可視化
工事現場における騒音発生量の測定のために,仮想逆音源法が提案されている。仮想逆音源法 (VCSS 法 : Virtual Counter Sound Source Method)とは,複数の音源が混在する環境においてマイクロフォンアレイを用いて音源分離する手法の一つである。VCSS 法は点音源を対象とした場合には有効であることが確認されている。しかし、実際に測定する音源は空間的な大きさを持っているので、VCSS 法は必ずしも適切ではない。音源の大きさを考慮することで適用可能性を持ち合わせている.よって本稿では、音源の大きさを推定する基礎検討として大きさを持つ音源を線音源と想定し、VCSS 法に基づく線音源の可視化を試みた。その結果、本稿では線音源長さが短い場合,線音源を可視化することができたが,長くなると実際の線音源の長さに対し短く見られた。
 P-05 「おとな」になるのに必要なもの 
発表者:  小村達也
所属:   生命環境科学
指導教員: 丹羽隆介
キーワード:ショウジョウバエ,ホルモン,コムリン
私たちヒトは成長の過程で、「こども」の体から「おとな」の体へと変化を遂げる。思春期の頃に起きるこの劇的な変化は、ある種のステロイドホルモンが体内で適切な時期に合成されることで起きる。では、この「おとな化」に必要なホルモンはどのようにして合成されているのだろうか?実は昆虫でも、よく似たホルモンが成長をコントロールすることが知られており、彼らの脱皮や変態に着目すれば簡単に成長の進行を確認することができる。しかしホルモン合成のメカニズムに関しては未解明な点も多い。私はショウジョウバエを用い、ホルモンを合成する器官で働いている遺伝子に着目して研究を行っている。今回は、私が「コムリン」と命名した遺伝子を例に、昆虫の「おとな化」をコントロールするメカニズムを紹介する。
 P-06 DVのない世界をめざして 学校で予防教育をおこなうことの意義
発表者:  須賀朋子
所属:   人間総合科学
指導教員: 森田展彰
キーワード:ドメスティック・バイオレンス,デートDV,予防教育
日本でDV防止法が公布されたの2001年4月である。この十数年間で改革は進んではいるものの、被害者は増え続けている。また若者の間でのDVも増えている。2013年に東京都が若者層(18歳~29歳)を対象に実施した交際相手からの暴力の調査では女性の42.4%、男性の31.3%が1度でも暴力を受けたことがあると回答をした。この事態を受けて、私たちは中学・高校生のうちにDV予防の授業を行えば、DV(被害者や加害者にならない)から自分や周囲の人を守ることができるのではないかと考えた。そこでアメリカのプログラムを参考にして、日本の中高生に合うようにプログラムを作成をした。さらに中高一貫校で介入授業を実施し、効果を検討した。結果から、予防教育を実施するうえで最適と思われる時期と、キーワードとなる事柄をみいだせた。発表ではこれらのことを含めて、介入授業の効果を紹介していく。
 P-07 不思議な電流 量子断熱ポンプ
発表者:  中嶋慧
所属:   数理物質科学
指導教員: 都倉康弘
キーワード:電流,量子解放系,非平衡
 電源があり、導線でつながっている電気回路には、電流が流れる。では、電源がなかったらどうだろうか? 電圧がないのだから、電流は流れない。導線が途中で切れていたらどうだろうか? 電子が通る道がないので、電流は流れない。  しかし、ミクロな世界では、電圧もなく、導線が途中で切れているのに、電流が流れる事がある。量子ドット(とても小さな空洞)の近くに、2つの導線がある(だが、少し離れている)とき、磁場などのコントロールできるパラメーターをゆっくり動かすと、電流(またはスピン流)が流れる。この現象は、一般化量子マスター方程式で調べられる。
 P-08 都市の選択と集中 老朽化する水道管ネットワークから考える
発表者:  矢田晃一
所属:   システム情報工学研究科
指導教員: 大澤義明
キーワード:インフラ老朽化,オペレーションズリサーチ,都市計画
高度経済成長期に建設された都市インフラの更新期が差し迫っている.少子高齢化の進む現代の日本においては,規模の縮小を念頭に置いたインフラ更新が求められる.本研究では,ネットワーク型のインフラである水道管網に着目し,(1)現状把握として管の効率性(一人当たり管路長),(2)政策提案として管網の縮約可能性を示す.(1)では,事業規模(給水区域人口,給水区域面積)を用いた管路長推計モデルを構築し,都市計画区域の違いによる水道管網の効率性の定量評価を行った.(2)では,茨城県常総市の水道管網を用いて,管路更新のシミュレーションを行い,費用対効果の比較を行った.
 P-09 筑波大学雙峰祭における新しい研究発表について 図書館情報メディア研究科 宇陀松村研究室 近未来シリーズの変遷
発表者:  堀智彰
所属:   図書館情報メディア研究科
指導教員: 宇陀則彦
キーワード:サイエンスコミュニケーション,図書館情報学,電子書籍
従来の学園祭における研究発表は、研究内容をポスターにまとめ掲示をするだけの形態が多く、学園祭という非研究者が多く来場する場における展示・発表方法として相応しいものではなかった。そこで我々、筑波大学大学院 図書館情報メディア研究科 宇陀松村研究室では、新たなサイエンスコミュニケーションのスタイルの一つとして、2010年度より筑波大学 学園祭「雙峰祭」にて、来場者が見て・触って・感じて・参加できる研究展示を行う企画「近未来シリーズ」を開催している。本企画は内外から非常に高く評価されており、各種メディア掲載、雙峰祭における全ての展示・イベント・屋台名等の企画の中から最も優れている1つの企画に送られる総合グランプリを2010年度、2011年度の2年連続で獲得している。本ポスターでは「近未来シリーズ」の概要、展示内容を紹介するとともに、実際に学園祭で得た知見について報告する。

学内研究企画2013パンフレット完成!!

本年度の雙峰祭まで、あと1ヶ月ちょっととなりました。 筑波大学では、毎年秋に学園祭、「雙峰祭」が開催されます。雙峰祭には、大きく分けて二つの企画タイプがあります。サークルのパフォーマンスや模擬店などの(ⅰ)一般企画と、筑波大学内の学術研究を紹介した(ⅱ)学内研究企画(学研企画)があります。例年、企画数で一般企画が学研企画を圧倒しており、残念ながら「模擬店祭」と揶揄されることもあります。しかし、筑波大学の最大の特徴は、学術研究であると私たちは考えています。そのため、私たちは学内研究企画を盛り上げる活動を展開しています。 その一環として、私たちは雙峰祭の学研企画にフォーカスした、「学内研究企画パンフレット」を作成しました。学内研究パンフレットは、雙峰祭に出展する学研企画から、各企画ごとに企画紹介ページを設け、各々工夫を凝らしたページを作成していただいた原稿をまとめたものです。筑波大学の様々な研究科、専攻から成る豊かな学際性をお楽しみください。 ダウンロードはこちらから【学内研究企画2013パンフレット】 また、TGNでは『院生プレゼンバトル2013』を学研企画として開催します。 そちらもぜひお越しください。

院生プレゼンバトル2013 口頭発表部門 アブストラクト集

院生プレゼンバトル2011 | 院生プレゼンバトル2012 | 院生プレゼンバトル2013
口頭発表部門予選 スケジュールリンク 10月19日 #Presenbattle
12:00-12:30 開場、受付
12:30-12:40 開会式・ルール説明
12:40-13:00 宮脇崇
13:00-13:20 小林彰人
13:20-13:40 橋本沙也加
13:40-14:00 山本晃平
14:00-14:20 小村達也
14:20-14:30 休憩
14:30-14:50 須賀朋子
14:50-15:10 矢田晃一
15:10-15:30 新妻耕太
15:30-15:50 水沼友宏
15:50-16:10 長谷川佑介
16:10-16:45 休憩・プレゼンター交流会
16:45-17:00 本戦出場者発表、閉会式
17:00-    懇親会
口頭発表部門予選 アブストラクト 10月19日 #Presenbattle
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 構造材料メガ進化 未来を変えるアルミ合金
発表者:  宮脇崇
所属:   数理物質科学研究科
指導教員: 土谷浩一教授
キーワード:アルミニウム,構造材料,強加工
金属の最大の特徴として”強いこと”と”よく伸びる”ことを両立している点が挙げられる。そのため、現在多くの金属が、自重や外力などに対して強度を担う、構造材料として利用されている。環境・資源・エネルギー問題の克服が求められる今日では、従来のように新たな元素を加えることで特性の向上を図る材料開発は、多面化した社会の要求に応えることができない。しかしながら、強加工というプロセスを経ることで、希少元素を添加せずに、材料の力学的特性を向上させることが可能である。 本発表では、普段あまり意識する事がないであろう構造材料の進化と、それによって得られる恩恵を、アルミニウムを中心にして紹介する。

 電気でわかるステーキの焼き加減 
発表者:  小林彰人
所属:   システム情報工学研究科
指導教員: 水谷孝一
キーワード:食肉,電気,計測
ステーキをうまく焼きたい!レア・ミディアム・ウェルダンの焼分けは,ある温度まで加熱しろ,と料理本では説明される.では,なぜフランスの一流シェフは2時間もかけて仕上げるのか?多くの研究者によって素材の鮮度や部位,加熱速度により異なる調理結果が報告されており,私は「加熱調理」の奥深さを知った.私の研究目的はそんなステーキの加熱調理を誰でも簡単にするため,加熱中,刻々と変化する物性を確認する方法の確立である.その一手法として電気インピーダンス法の適用を試みてきた.本手法は対象の状態に応じて電流の流れ方が変化することを利用し,逆に電気的な特性から対象の状態がわかるのである.そして,私は研究を進めるうちに食肉の電気的な特性から肉汁量や硬さ,噛み切りやすさなどの食感情報が得られることがわかってきた.これらの情報をオーブンレンジやIH調理器具の加熱条件に反映すれば,好みの焼き加減が実現できると考える!

 お米を襲うカビとの戦い 野生イネは切り札になるのか?
発表者:  橋本沙也加
所属:   生命環境科学研究科
指導教員: 福田善通
キーワード:植物育種,野生イネ,いもち病
覚えていますか、平成の米騒動を。1993年、日本で発生した記録的な米不足です。当時の日本全体の米需要1000万tに対して収穫量が800万tを下回り、日本政府は260万tの米を緊急輸入しました。この米不足の大きな原因の1つは、いもち病だったと言われています。イネがPyricularia griseaというカビに感染することで生じるいもち病は、稲作において最も重要な病害の1つです。いもち病を防ぐ方法の1つに、いもち病抵抗性を持つイネ品種の育成があります。抵抗性品種による防除は殺菌剤の使用量を削減できるため、生産コスト削減、環境負荷低減、食の安全確保といった利点を持ちます。抵抗性イネ品種を育成する材料としてオーストラリアに自生する野生イネの遺伝子が有望だという事がJ. U. Jeungらによって報告されました。この野生イネ由来の遺伝子がいもち病を防ぐ切り札となるのか、検証の一過程を紹介します。

 教科書を超えろ! 
発表者:  山本晃平
所属:   数理物質科学研究科
指導教員: 小林伸彦
キーワード:熱,原子,最先端
『わくわくしたいなら、このプレゼン。』最先端すぎてビデオ・写真撮影禁止!の研究成果を、来場者にだけお見せします!科学技術ってどうやって生まれるの?研究の現場から、わくわくするような研究の追体験を、あなたにだけお伝えします。

 「おとな」になるのに必要なもの 
発表者:  小村達也
所属:   生命環境科学
指導教員: 丹羽隆介
キーワード:ショウジョウバエ,ホルモン,コムリン
私たちヒトは成長の過程で、「こども」の体から「おとな」の体へと変化を遂げる。思春期の頃に起きるこの劇的な変化は、ある種のステロイドホルモンが体内で適切な時期に合成されることで起きる。では、この「おとな化」に必要なホルモンはどのようにして合成されているのだろうか?実は昆虫でも、よく似たホルモンが成長をコントロールすることが知られており、彼らの脱皮や変態に着目すれば簡単に成長の進行を確認することができる。しかしホルモン合成のメカニズムに関しては未解明な点も多い。私はショウジョウバエを用い、ホルモンを合成する器官で働いている遺伝子に着目して研究を行っている。今回は、私が「コムリン」と命名した遺伝子を例に、昆虫の「おとな化」をコントロールするメカニズムを紹介する。

 DVのない世界をめざして 学校で予防教育をおこなうことの意義
発表者:  須賀朋子
所属:   人間総合科学
指導教員: 森田展彰
キーワード:ドメスティック・バイオレンス,デートDV,予防教育
日本でDV防止法が公布されたの2001年4月である。この十数年間で改革は進んではいるものの、被害者は増え続けている。また若者の間でのDVも増えている。2013年に東京都が若者層(18歳~29歳)を対象に実施した交際相手からの暴力の調査では女性の42.4%、男性の31.3%が1度でも暴力を受けたことがあると回答をした。この事態を受けて、私たちは中学・高校生のうちにDV予防の授業を行えば、DV(被害者や加害者にならない)から自分や周囲の人を守ることができるのではないかと考えた。そこでアメリカのプログラムを参考にして、日本の中高生に合うようにプログラムを作成をした。さらに中高一貫校で介入授業を実施し、効果を検討した。結果から、予防教育を実施するうえで最適と思われる時期と、キーワードとなる事柄をみいだせた。発表ではこれらのことを含めて、介入授業の効果を紹介していく。

 都市の選択と集中 老朽化する水道管ネットワークから考える
発表者:  矢田晃一
所属:   システム情報工学研究科
指導教員: 大澤義明
キーワード:インフラ老朽化,オペレーションズリサーチ,都市計画
高度経済成長期に建設された都市インフラの更新期が差し迫っている.少子高齢化の進む現代の日本においては,規模の縮小を念頭に置いたインフラ更新が求められる.本研究では,ネットワーク型のインフラである水道管網に着目し,(1)現状把握として管の効率性(一人当たり管路長),(2)政策提案として管網の縮約可能性を示す.(1)では,事業規模(給水区域人口,給水区域面積)を用いた管路長推計モデルを構築し,都市計画区域の違いによる水道管網の効率性の定量評価を行った.(2)では,茨城県常総市の水道管網を用いて,管路更新のシミュレーションを行い,費用対効果の比較を行った.

 目に見えないスイッチの研究 高次複雑系「免疫」に迫る
発表者:  新妻耕太
所属:   グローバル教育院
指導教員: 渋谷彰
キーワード:免疫受容体,炎症応答,新治療法
 飛行機の操縦室を想像してみてください、数百トンを超える機体を安全に飛行させるため、そこには数えきれないほどのスイッチが存在しています。私たちの体に存在するシステムである「免疫」は、外界から侵入したばい菌やウイルスなどを排除し、健康を維持する生体防御機構です。体の安全を維持するために兆を超える多種多様な免疫細胞が非常に緻密に統治され、それぞれの役割を正確に担っています。この複雑な仕組みを正しく制御するため、免疫細胞には、我々の目には見えないたくさんのスイッチ(免疫受容体)が存在します。最先端の医学では、この目に見えないスイッチを人の手で制御するという新たな治療法開発にむけて研究が進んでいます。私のプレゼンテーションでは、免疫とはなにか?という基本的な導入から、ヒトの免疫細胞において、世界で初めて発見された免疫受容体の機能の解明に挑む、自身の研究までを紹介させていただきます。

 バルス!!じしん!!Twitterのバーストはなぜ起こるのか 
発表者:  水沼友宏
所属:   図書館情報メディア
指導教員: 池内淳
キーワード:Twitter,バースト,ビッグデータ
「即時性」「簡便性」といった特徴を持つTwitter。これらの特徴から、Twitter上ではあるイベントが起きた際に、投稿数が大きく増加することがある。「あけおめ」ツイートや「バルス!」祭りなどは、世界的にも有名な現象である。本研究ではこれをTwitterにおけるバーストと定義し、バーストについて、様々な面から分析を行っていく。具体的には、①バースト時にはどういった投稿特徴が見られるか、②バーストはどういった要因で起こるのか、③各バーストを類型化できるか、を明らかにする。13か月分のツイートデータ、約50億件という大規模なデータを収集し、分析した結果について報告する。

 “英単語の覚え方”の科学 例文の効果的な活用法を探る
発表者:  長谷川佑介
所属:   人文社会科学研究科
指導教員: 卯城祐司
キーワード:英語教育,意図的語彙学習,文脈読解
中学生や高校生のころ、皆さんはどのような方法で英単語を学習してきたでしょうか?多くのひとが、「単語集を買って、英単語とその和訳を暗記していく」という学習方法を経験したことがあると思います。そのようなアプローチは、「意図的語彙学習」と呼ばれる学習モードの典型例です。ところで、英単語を学習するときに、例文はきちんと読んでいたでしょうか?私の研究では、意図的語彙学習における例文読解の効果を検証するために、これまでにいくつかの実験を行ってきました。そして検証を重ねていくうちに、ある条件を満たす場合には例文を活用した方が学習効果は高くなり、別の場合には例文を読んでも読まなくても変わらない(あるいは、むしろ例文を読まない方が学習効率が高まる)ことが分かってきました。今回の発表では、ご来場の方に「今すぐ英単語を勉強したい!」と思っていただけるような、分かりやすいプレゼンを目指したいと思います。

エントリー〆切迫る!

こんにちは! 院生プレゼンバトル2013企画責任者 兼ウェブサイト担当のフロンティア医科学2年、本多です。 お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが サイト上部にエントリー〆切までのカウントダウンを設置してみました。 スクリーンショット 2013-09-20 14.14.10 こうして刻一刻と流れていく時間をみると、いよいよだなという気さえしてきますね。   さて、肝心のエントリー〆切ですが、2013年9月30日(月) 10月4日(金)までとなっています。 エントリー登録時に必要な情報は ユーザー名、 姓名(フリガナ)、 研究科、専攻、課程、学年、 研究分野、 メールアドレス、 緊急連絡先、 指導教員名(役職)、 出場発表部門(口頭 / ポスター / 両方)、 予選希望日(10/12 or 10/19)、 希望日程にならない場合でも参加可能か となっており、参加したい!という意思さえあれば登録が可能となっています。 これまではメールを主体とした手続きをおこなっておりましたが、 今回は仮エントリーから発表情報の入力・修正、本人確認資料、指導教員許可書等の提出に至るまで、 このサイト上で完結できる仕様に改善され、煩雑だった手続きもスッキリまとまりました! 藤田さんありがとうございます! 大まかな流れは下記の通りになります。 1.Web上のエントリーフォームに必要事項を記入 2013年9月30日(月) 10月4日(金) 〆切 2.指導教員の直筆サインのある許可証を提出   2013年10月5日(金) 〆切厳守   ※許可証と本人確認資料の提出をもって正式にエントリー受付完了となります。   → 10/7頃に口頭発表部門出場者へ予選日程(10/12 or /19)をお知らせ 3.(1, 2. を満たした方のみ) 発表概要を入力  2013年10月9日(水) 〆切厳守   → 10/10 発表概要とプログラムを一般公開! 10/12, 10/19 口頭発表部門予選 @3B棟2階プレゼンテーション(および3B312) ※本戦出場者は各日程から2名ずつ、プログラム最後に発表されます(懇親会中) 10/25 ポスター印刷代行受付〆切 11/3 院生プレゼンバトル2013 ポスター発表部門 @大学会館ホワイエ 11/4 院生プレゼンバトル2013 口頭発表部門本戦 @大学会館ホール ※11/4の夜は参加者全員を対象とした懇親会がおこなわれます みなさまのエントリーをお待ちしております! この他にも何か気になることがありましたら、TGNまでお気軽にお問い合わせください。

教員プレゼンバトル2013単位取得条件

◆ 教員プレゼンバトル2013単位取得条件
受講生のみなさん、教員プレゼンバトル2013への出席大変お疲れ様でした。 異分野のプレゼンターの先生による発表をシャワーのように浴びて、多くの知識やプレゼンテクニックを学び取ることができたと思います。 最後に、本科目の成績評価方法を再度確認しておきたいと思います。 ☆単位取得要件☆ 1. 15名以上のプレゼンターの発表を聴講し、評価用紙を提出すること 2. 授業時間中における1回以上の質疑 (春学期a・b・c通して) *雙峰祭開催「院生プレゼンバトル」の参加は3名分の出席とする *履修申請を忘れずに! 以上のように、本科目は院生プレゼンバトル2013への参加を強く推奨しています。 次は、教員プレゼンバトルで吸収したプレゼンテクニックを実践する番です。 プレゼンター、また審査員として、皆さんの参加をお待ちしております。

教員プレゼンバトル2013 第九回講義概要

◆ 原 尚人 先生 『放射性ヨウ素と小児甲状腺がん』
_DSC9615 原先生は医学医療系のご所属で、乳腺甲状腺内分泌外科学がご専門の先生です。 「放射性ヨウ素」、「甲状腺がん」など、原発事故と関連してよく使われるキーワードに注目が集まりました。原先生は、これらのキーワードに関して飛び交う情報によって混乱しがちな私たちに、正しい認識と接し方について教えて頂きました。 原発事故に伴う放射線の人体への影響を知る上で、チェルノブイリ事故が大きな示唆を与えると言います。放射線による汚染が拡大したチェルノブイリ地方において、様々な健康被害が引き起こされたと想像されますが、事故前に比べて患者の数が統計的に明らかに増加した病気は、甲状腺がんのみだそうです。 原先生はまず、甲状腺とヨウ素の関係について紹介されました。 体に取り込まれたヨウ素は必ず甲状腺に入ります。そして通常、甲状腺にはある一定量のヨウ素が蓄積されていきます。 ここで、もし放射性ヨウ素が甲状腺に多く蓄積されると、放射線によって遺伝子が傷つけられ、細胞はがん化してしまいます。特に、細胞分裂が活発な小児は大人に比べて、影響を受けやすいそうです。 しかし、ここ日本においては、今後小児甲状腺がんはほとんど増加しないだろう、と原先生は言います。日本人は普段から海産物を多くとっているため、ヨウ素が充足状態にあり、新たに放射性ヨウ素が入ってきても蓄積されることなく流れてしまうことが、理由の一つです。 また万が一、原発事故が拡大し、退避命令が出るような事態になった場合にも、「安定性ヨウ素剤」を飲むことで新たな放射性ヨウ素の蓄積を防ぐことができるそうです。安定性ヨウ素剤が手に入らなかったとしても、昆布や昆布菓子で代替できることは覚えておくといいでしょう。しかし、短期間に何度もヨウ素を摂取することは、逆に効果が減少する「エスケープ現象」を引き起こすため注意が必要なのだそうです。 日本においては、小児甲状腺がんに過剰に心配することはない、というのが結論のようです。チェルノブイリ地方は、海産物をほとんど口にしない地域であり、日本政府が実施しているような汚染地域のミルクの出荷制限も行われていなかったそうです。 一方、ポーランドでは、海に面している土地柄のため、海産物を食べる習慣がありました。そして、政府による安定性ヨウ素の配布やミルクの出荷制限をした結果、小児甲状腺がんは増えなかったことが報告されているそうです。また万が一、小児甲状腺がんを発症したとしても、小児甲状腺がんは出術で完治できるため、決して怖い病気ではないそうです。 原発事故は、依然収束したとは言い切れません。そんな中、氾濫する様々な情報によって、健康面での不安に駆られている人も多いと思います。しかし、遺伝と甲状腺の研究という医学的見地によって裏付けられた確かな主張と、懇切丁寧で分かりやすい説明により、放射性ヨウ素や、甲状腺がんに対する不安を軽減することができたと思います。 (文責:尾澤岬)
◆ 岡田 幸彦 先生 『 「成功するサービス」の開発論理 』
_DSC9654 岡田先生は会計学を専門に研究なさっている先生です。今回は研究とは何かについて、そして成功するサービスに関する研究を発表していただきました。 岡田先生はまず、研究とは何かを語りました。岡田先生は一橋大学で社会科学とは何かを身につけ、研究なさっているそうです。まず、研究とは「誰も知らないことを明らかにする」ことであると話します。社会科学では全てが仮説で構成されますが、その仮説も過去を検証するだけではなくこれからの役に立つことが、重要なのだと強調します。 "How many papers do you have?"ではなく"What is your best paper?"が信条であると岡田先生は語ります。そして、2013年現在における岡田先生のbest paperが今回のテーマである「成功するサービス」の開発論理です。 会場ではサービス分野における原価企画のモデル化、そして実証研究をどのように行ったかを明朗な語り口でプレゼンされました。 製造業の常識では「原価を発生させるのは企業であり、価値を発生させるのは顧客である」とされています、サービス業ではそれに加えて「原価に顧客が影響を及ぼし、価値に企業が影響を及ぼす」ことが予想されました。守秘義務があるため具体的な企業名は明かされませんでしたが、岡田先生は自ら立てた仮説を高業績事業者十八社の協力を得て、この予想が実際に成功する企業において共通していることを明らかにしました。 先生は発表においてまだまだこれからも研究を続けていくことを、そして自らが「成功するサービス」の理論に基づいた行動を続けながら活動することを臭わせながら、発表を終えました。 「私はプレゼンテーションの教育を受けていないので、プレゼンテーションの参考にはならないと思う」と話した岡田先生でしたが、内容と熱意を同時に伝えるプレゼンは非常に学ぶところの多いものでした。 『種明かし』 種明かしディスカッションにおいて、「種明かしコース」と「本番コース」のどちらがいいかを岡田先生は尋ねられました。 会場では「本番コース」を希望するものが多く、「本番コース」が実施されました。その詳細はこちらでは書くことが出来ませんが、一端を http://www.sk.tsukuba.ac.jp/new_shako/ から読むことが出来ます。 (シス情・社会工学専攻の若宮浩司さんに概要の執筆をしていただきました)
◆ 逸村 裕 先生  『学術情報・成果発表・オープンアクセス』
_DSC9664 逸村先生は図書館情報メディア系で学術情報基盤を専門とされていますが、本講義の担当教員ということでもあり、最後にふさわしいプレゼンとなりました。 本講義を受講している大学院生をはじめとした研究者にとって、研究論文といった研究成果をどうやって公表していくか、またどうしたらよい評価を受けられるかということが問題となっています。 そんな中で評価の指標として誤用されているImpact Factorがあります。 具体例として2012年のImpact Factorは (2010年~2011年にある雑誌に掲載された論文が2012年に引用されたのべ回数) / (2010年-2011年の間に掲載された論文数)として算出されます。 Impact Factorはあくまで学術雑誌の指標であり、研究者に関する評価ではありませんが研究者の指標として誤用されています。さらにまた近年SNSを利用した論文に対する指標など新しい評価指標が新しくつぎつぎと生まれています。 そのため、このような評価指標は本質的に何を表しているのか、どんな意味があるのかしっかりと考えて使わなければなりません 続いて、研究を進めていく上で論文を読むことも重要です、しかし近年、学術雑誌は電子化などの流れから価格高騰が止まりません。大学図書館のような研究者のために学術雑誌や論文を契約する機関にとって非常に厳しくなっています。しかし、一方でオープンアクセスという出版形態が出てきています。オープンアクセス誌は利用者がお金を払うことなく論文にアクセスすることができます。背景に「研究は税金をもとにして行われているのだから、研究成果は国民に無償で公表されて当然である」と意識があります。オープンアクセスにもいくつかの手段があり、大学自体がもっとも身近なものとしては機関リポジトリを挙げることができます。 日本の学術情報流通の観点からみるとオープンアクセスのような情報をオープンにしていくことや研究に使われたデータを共有することに関して海外と比べ動きが遅いのが現状です。こういった学術情報が爆発的に増えていく中でこれから学術情報やその流通がどうなっていくのか研究者である私たち自身が考えていく必要があると最後には強く訴えかけられていました。 研究分野に関わらず共通する研究成果をどうやって世に出していくかという問題を改めて考えさせられるプレゼンとなっていました。 また、発表時間15分ジャストで終了し、1秒も誤差の無い時間配分はみごとでした。 逸村先生のプレゼンは仕掛けや種がある、聴衆を飽きさせないプレゼントで、ストーリがしっかりとあるので、あっという間に時間が過ぎてしまいました。 (文責:野沢健人)

今年もやります!院生プレゼンバトル2013

学群生のみなさん、 大学院生がどんな研究をしているか、知っていますか?   大学院生のみなさん、 学群生や一般の方に対して、あなたがどんな研究をしているか、わかりやすく伝えられますか?

院生プレゼンバトルは、大学院生による研究プレゼンテーションのNo.1を選ぶ企画です。

様々な研究科や学群・学類を有する筑波大学では、様々な分野の最先端の研究が行われています。 しかし、このような研究の成果は、普段の生活ではなかなか知ることはできません。 特に、自分の所属と遠い分野であればあるほど、どんなことを研究しているのか知る機会は少ないというのが現状です。 また、近年、科学コミュニケーションなどのことばに代表されるように、 科学者・研究者が一般の人にもわかりやすく研究内容を伝えるスキルが求められています。 これは、大学での研究に携わる大学院生にも当てはまります。 しかし、学群生や一般の方はもちろん、大学院生同士ですらもお互いの研究を伝える機会は、そんなに多くはありません。 しかも、研究プレゼンテーションを「ただ聞く」だけなら、興味のある分野の学会に行けばいいじゃない・・。 そこで私たちは、「院生プレゼンバトル」と称して、2011年度から研究プレゼンテーションスキルの向上学術交流を図る企画を運営してきました。 3回目となる今回は、 10月19日(口頭発表部門予選)と、11月3日〜4日(ポスター発表部門、口頭発表部門本戦)の日程で、 大学院生による研究発表会を行うだけでなく、来場者も審査員として参加できるイベントを開催します。 プレゼンターとして参加する大学院生は、自分自身が日頃行なっている研究についての発表を行います。 ここでは、学群生や一般の方にもわかりやすく、そして、魅力的な研究プレゼンテーションが求められます。 来場者は、大学院生の研究プレゼンテーションを見聞きするだけでなく、 その場で質問が可能な上、審査員として投票もおこないます。 そして投票の結果、特に優秀だったプレゼンターが表彰されます。
院プレティーザー

← 大学構内の各所にこんなポスターが貼られています!

制作: 田中みさよ