【ご報告】7月4日のプレゼンひろば

DSC_0210 7月4日のプレゼンひろばでは、 人文社会科学研究科哲学・思想専攻博士後期課程の兼子直也さんによる、 『言葉を通じて見える世界、見えない世界—ナーガールジュナの思想—』と題したプレゼンテーションが行われました。 今回のプレゼンでは、インド仏教の僧、ナーガールジュナの思想を噛み砕いて説明していただけました。 「あり方が決まったものは変化しないものである。しかし現実にはすべてのものは変化するものである。ゆえに、あり方が決まったものはない」や、 「ありのままの世界は分析的に思考できない」など、興味深い思想であったと思います。 質疑応答では、「なぜ名前がつけられるかに注目した研究はあるか」や「言葉を通じて表現できないことの具体例はなにか」、 「現代の哲学者は新しい理論をつくっているのか」など、多数の質問にひとつひとつ答えていただけました。 兼子直也さん、お忙しい中プレゼンをしてくださり、ありがとうございました。 そして、プレゼンひろばにきてくださった皆様、誠にありがとうございました。 2014年度上半期プレゼンひろばは、今回7月4日が最終回でした。 下半期も計画しておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 皆様のご来場をこころよりお待ちしております。