院生プレゼンバトル2012-結果

10月8日 口頭発表部門 本戦

 

 第1位 池松 俊哉さん
演題:   「ミラクルトマト」で世界を救う!
所属:   生命環境科学研究科 生物資源科学専攻 博士前期課程2年 
指導教員: 江面 浩
キーワード:ミラクリン、ダイエット、糖尿病治療
ミラクルフルーツに含まれる「ミラクリン」は、酸味を甘味に感じさせる作用がある。そのため、ミラクルフルーツを食べた後にレモンなどのすっぱいものを食べると、面白いほどに甘く感じる!この作用を利用して、「ダイエット」や「糖尿病治療」への利用が期待されている。しかし、ミラクルフルーツは熱帯原産で、日本での栽培が困難なため、あまり普及していない。また、価格も2~3cmの1粒で約300円と非常に高価である。そこで、栽培の容易なトマトに「ミラクリン」遺伝子を導入し、トマトでの「ミラクリン」生産を試みた。この「ミラクルトマト」で「ミラクリン」の生産性を高め、普段の食生活や治療でより身近に利用できるようにしたい。
 第2位 高橋 宏達さん
演題:   近赤外に吸収を持つ有機薄膜太陽電池の材料開発
所属:   数理物質科学研究科 物性・分子工学専攻 博士前期課程2年 
指導教員: 神原 貴樹
キーワード:有機薄膜太陽電池、近赤外吸収、温和な反応条件
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 第3位 中島 淳志さん
演題:   カビハンターが行く! -未知の菌類が変える未来-
所属:   生命環境科学研究科 生物科学専攻 博士前期課程2年 
指導教員: 出川 洋介
キーワード:菌類学、未記載種、スクリーニング
菌類(きのこやカビ)は、実は私たちの身近にいるにもかかわらず、分からないことだらけの生き物だ。毎年千種以上もの新種が発表されており、まだ人類は地球上の全菌類の1割も把握していないともいわれる。その中には、未知の有用物質を産生したり、未知の利用価値を持っていたりする菌もあるだろう。「カビハンター」としてあちこちから菌類を捕まえる私の研究は、まさに未知との遭遇である。似たような仕事をしている人は他にもいるが、私は特に、菌類が一般に持っているある性質に注目して、それに基づいたハンティングを行うとともに、その性質の根本的な原理を解明することに挑戦している。最近私が見つけた新種のカビを例にご紹介しよう。
 高校生賞 廣瀬 真輝さん
演題:  スフェリコンをベースとした形状デザインシステム 
所属:   システム情報工学研究科 コンピュータサイエンス専攻 博士前期課程2年 
指導教員: 三谷 純
キーワード:コンピュータグラフィクス、スフェリコン、形状デザイン
コンピュータの力を借りて、人間だけではつくることが難しいものを簡単にデザインする手法を、スフェリコンという立体に注目して考案し、プログラムを作成しました。プログラムを用いてデザインした形状は、3Dプリンタで出力することで実際に手にとることができます。

 

10月7日 ポスター発表部門

10月7日(日)、院生プレゼンバトル2012 2日目のプログラムとして、ポスター発表部門がおこなわれました。
実に230名以上にものぼる来場者の方にお越しいただき、投票可能時間を過ぎてもなお活発な議論が続く盛況ぶりを見せました。

1位 池松 俊哉さん
演題:   「ミラクルトマト」で世界を救う!
所属:   生命環境科学研究科 生物資源科学専攻 博士前期課程2年
指導教員: 江面 浩
キーワード:ミラクリン、ダイエット、糖尿病治療
ミラクルフルーツに含まれる「ミラクリン」は、酸味を甘味に感じさせる作用がある。そのため、ミラクルフルーツを食べた後にレモンなどのすっぱいものを食べると、面白いほどに甘く感じる!この作用を利用して、「ダイエット」や「糖尿病治療」への利用が期待されている。しかし、ミラクルフルーツは熱帯原産で、日本での栽培が困難なため、あまり普及していない。また、価格も2~3cmの1粒で約300円と非常に高価である。そこで、栽培の容易なトマトに「ミラクリン」遺伝子を導入し、トマトでの「ミラクリン」生産を試みた。この「ミラクルトマト」で「ミラクリン」の生産性を高め、普段の食生活や治療でより身近に利用できるようにしたい。
2位 関口 大介
演題:   太陽電池モジュールの電圧計測による故障診断方法の検討
所属:   システム情報工学研究科 リスク工学専攻 博士前期課程1年
指導教員: 岡島 敬一
キーワード:太陽光発電システム、故障診断、電圧
近年、太陽光発電システムの普及が急速に進んでいる。モジュールやストリング等の発電を担う設備と、電力を制御、変換するパワーコンディショナによって構成されており、発電時に機械的な動作がないことからメンテナンスフリーであると言われている。しかし、実際に長期曝露されたモジュールにおいて数多くの故障や不具合が報告されており、簡易的な故障診断方法の確立が求められている。そこで本研究では、ストリングの動作点に応じた各モジュールの電圧測定によってモジュール故障を運用段階で検出する手法を提案する。この故障診断法の有効性を検討するため、モジュール故障を想定した電圧の挙動に関するシミュレーションを行った。
3位 山本 晃平さん
発表者:  最大で最小の夢、ナノテクノロジー -原子レベルからの第一原理熱伝導計算-
所属:   数理物質科学研究科 電子・物理工学専攻 博士後期課程2年 
指導教員: 小林 伸彦
キーワード:応用物理、ナノエレクトロニクス、量子力学
便利さは電気回路がもたらしている。電気回路が人間の代わりに複雑な作業を行うので、私達はボタンひとつでメールを送り、電話し、洗濯し、優秀な医療機器による治療を受けられるのである。今や電気回路の発展は人類の繁栄に直結している。しかし現在、この発展が回路の発熱という大きな問題によって妨げられている。回路がこのまま微細化を続ければ、回路は太陽ほどの熱さになると言われている。放熱させようとしても微細化された配線の熱伝導度は従来の計算法では予測できない。そこで私は配線を原子の集まりとして考え、その振動の様子を精密に計算することで配線の熱伝導度を導くことに成功した。これによって人類は放熱への足掛かりを得た。