10月29日のMMI

次回のMMIは、生命環境科学研究科の庄司秀亮さんによる「緑のいきものからつくるクリーンな資源」です。
毎週月曜8時から、中央図書館エントランスホールでお待ちしています。
ちなみに、MMIでは発表者を募集しています。
発表者 学生(院生でも学群生でも)
内容 自身の研究発表
時間 30分程度(15分プレゼン+15分ディスカッション)
場所 筑波大学附属中央図書館 入口
対象 異分野の方(院生、教員、職員などなど)

興味のある方は問い合わせフォームから・・・

院生プレゼンバトルへの参加について

HPでのお知らせが遅くなりまして大変申し訳ありません。   レポートに関しては「院生プレゼンバトルの参加について」をご覧下さい。 映像はYouTubeにて公開中です。 当日参加できなかった方はこちらをご覧下さい。 映像は未編集で一部お見苦しい点がございます。 後日、編集した物を再度公開させていただきますので、 ご了承ください。   院生コーディネーター:角谷 雄哉  

院生プレゼンバトル2012

このページの短縮URLは http://tgn.official.jp/pb2012 です。ご利用ください。 会場・日程 10月6日(土)〜8日(月)大学会館 会場までのアクセス   コンテンツ 更新情報 NEW!
10月8日 23:25  院生プレゼンバトル2012 結果を掲載しました。  ※個別の写真等は、後日確認が済み次第公開いたします。 10月6日 22:27  口頭発表部門本戦プログラムを更新しました。 10月6日 22:22  口頭発表部門 本戦アブストラクトを公開しました。 10月6日 13:08  会場の様子を追加いたしました。 10月6日 12:58  会場までのアクセス案内ページを公開いたしました。 10月5日 23:53  #PresenBattle を含むTweet表示欄を追加しました。 10月5日 23:18  Ustream番組とソーシャルストリームを追加しました。 10月5日 10:12  筑波大学公式Facebookアカウントにて紹介されました。 10月5日 09:24  Web関連情報を追加しました。
 
  概要 〜院生プレゼンバトルとは〜 院生プレゼンバトルとは、研究活動に従事する大学院生による研究プレゼンテーションのNo.1を選ぶ企画です。口頭発表とポスター発表の2つの部門があります。両方の部門にエントリー可能です。 目的 院生プレゼンバトルでは「プレゼンテーションは、オーディエンス(来場者)とのコミュニケーション」を実践することを目的にしています。プレゼンター(発表者)には、科学コミュニケーション、異分野コミュニケーション、多分野コミュニケーションの3つを満たす研究プレゼンテーションを期待しています。 また、オーディエンスは聞き手であるだけではなく、プレゼンターとの質疑応答や評価を通したやりとりを行うことができる「バトル」にすることで、アカデミックな内容でありながら、よりエンターテインメント性の高い企画を目指しています。 より詳い情報はこちら   開催日程

10月6日(土) 口頭発表部門予選、プレゼンター交流会

  • 10:00-12:45 受付
  • 12:45-13:00 機器接続確認
  • 13:00-13:20 開会式
  • 13:30-13:55 プレゼンテーション1
  • 13:55-14:20 プレゼンテーション2
  • 14:20-14:45 プレゼンテーション3
  • 14:45-15:10 プレゼンテーション4
  • 15:30-16:15 交流会
  • 16:15-16:30 結果発表
  •  
      Aブロック
    会議室1
    Bブロック
    会議室2
    Cブロック
    会議室3
    Dブロック
    会議室5
    Eブロック
    会議室6
    Fブロック
    談話室
    1st
    13:30-13:55
    庄司 秀亮 東野 亮太 長谷川 孔明 山本 晃平 瀧渕 岳 竹中 淳
    2nd
    13:55-14:20
    石神 健太 中島 淳志 田中 みさよ 藤嶋 教彰 玉利 泰成 佐々木 陽香
    3rd
    14:20-14:45
    大串 智美 出口 啓太 池松 俊哉 鈴木 春香 石原 慎矢 高橋 宏達
    4th
    14:45-15:10
    阿部 貴晃 提 達朗 横山 拓郎 - 廣瀬 真輝 吉田 光男
    ひとりあたりの発表時間
    20分(プレゼンテーション15分+質疑応答5分) 一鈴 10分、二鈴 15分、三鈴 20分
    審査員
    各ブロック内の発表者および当日来場者

    10月7日(日) ポスター発表

  • 09:30-10:00 準備
  • 10:00-11:00 グループA
  • 11:00-12:00 グループB
  • 12:00-14:00 (昼休み)
  • 14:00-15:00 グループA
  • 15:00-16:00 グループB
  • 16:00-17:00 集計結果発表
  • グループA 
    午前:10:00~11:00 午後:14:00~15:00
    池松 俊哉 「ミラクルトマト」で世界を救う!
    小林 彰人 誰でも簡単!電気でわかるステーキの焼き加減
    身近なアレにも使われている計測技術
    関口 大介 太陽電池モジュールの電圧計測による故障診断方法の検討
    田中 みさよ ストリートにおける表現の可能性
    湯田坂 卓人 楽器の物理,楽器の不思議
    吉田 光男 ウェブページからのコンテンツ抽出
    ウェブ検索エンジンをよりよくするために
    グループB 
    午前:11:00~12:00 午後:13:00~16:00
    阿部 貴晃 発生から考えるコウモリの翼の進化
    池田 晴國 やわらかい物理
    小林 透 物理を使った楽器のオーダーメイドに向けて
    よりリアルな撥弦楽器のサステインを目指して
    白井 智子 ChronoView: 大量の時刻情報付きデータの分析を支援する可視化手法
    竹中 淳 新時代における東アジア的人間観の意義
    藤田 務 電気でみる珈琲豆の焙煎度合い
    山本 晃平 最大で最小の夢、ナノテクノロジー
    コアタイムについて
    発表者は振り分けられたグループのコアタイムにて自身のポスターの付近で来場者に対する説明対応などを行う。
    会場
    大学会館 第三会議室
    審査方法
    来場者による投票 (複数枚のシールを配付し、各部屋に掲示された得点表に任意の枚数を貼り付けてもらいます)

    10月8日(月) 口頭発表部門本戦、レセプション

    Twitterによる実況中継とUstreamによる生中継がおこなわれます。
  • 12:30-12:50 開場
  • 13:00-13:05 開会
  • 13:10-13:35 廣瀬 真輝 - スフェリコンをベースとした形状デザインシステム
  • 13:35-14:00 高橋 宏達 - 近赤外に吸収を持つ有機薄膜太陽電池の材料開発
  • 14:00-14:25 池松 俊哉 - 「ミラクルトマト」で世界を救う!
  • 14:25-14:40 休憩(14:40-14:45 準備)
  • 14:45-15:10 中島 淳志 - カビハンターが行く! -未知の菌類が変える未来-
  • 15:10-15:35 藤嶋 教彰 - 様々な手画像からの高精度爪検出手法
  • 15:35-15:50 大串 智美 - 時間どろぼうの路線図旅行
  • 15:50-16:00 講評
  • 16:00-16:30 特別プレゼンテーション
  • 16:30-16:40 休憩
  • 16:40-16:55 表彰式・閉会式(記念撮影を含む)
  • 19:30-19:45 大学会館前に集合
  • 20:00-22:00 レセプションパーティー
  • ひとりあたりの発表時間
    25分(プレゼンテーション15分+質疑応答10分)
    審査員
    当日来場者および招待審査員
      ※招待審査員について
    • 特別審査員 学長をはじめとする筑波大学要職者、各研究科長、
    • 教員プレゼンバトルプレゼンター
    • OB・OG審査員 筑波大学(院)卒のOB・OG
    • 高校生審査員 筑波大学近隣高校からの高校生
    ※当日来場者について
    • 雙峰祭来場者、筑波大学学群生など
     
    昨年、雙峰祭期間中に実施された本戦はのべ300名の来場者がありました。2回目となる今年はさらに来場者が増加する見込みです。
      表彰
    • 最優秀賞 賞状および副賞 (iPad)
    • 2位 賞状および副賞 (ビデオカメラ)
    • 3位 賞状および副賞 (ボイスレコーダ)
    • 高校生賞 賞状および副賞 (エスプレッソマシーン) ※口頭発表のみ
    すべての賞は10月8日(月・祝)の口頭発表部門本戦の閉会式中に授与します。 審査基準等 審査項目 以下の5項目について審査員が評価します。
    1. Story (15点満点) 論旨が明快で、筋道立ったストーリー展開であったか。
    2. Originality (25点満点) 発表者の研究について、研究分野での位置づけと独自性が明瞭であったか。
    3. Technique (15点満点) 理解を助けるための表現技法は優れていたか。
    4. Awareness (20点満点) あなた個人の意識に変化が生まれたか。
    5. Society (25点満点) 研究の社会的な価値を伝えられていたか。
    得点方式 得点総和を審査員の人数で割ったものを得点とします。 注意事項 生中継 Ustreamの番組ページは http://ustre.am/P7EJ です。  NEW! Web関連情報   facebookページ http://tgn.official.jp/facebook 院生プレゼンバトル/教員プレゼンバトルに関する情報はFacebookページでもご案内いたしております。 Facebookをご利用の方は是非ご活用ください。 ※いいね!を押して頂けると運営が喜びます。   院生プレゼンバトルに関するツイートは #PresenBattle 公式ハッシュタグ 「#PresenBattle」にて最新の情報にアクセスできます。院生プレゼンバトルの実況やご意見、ご感想はぜひ #PresenBattle を付けてお気軽にツイートしてください。   学研企画パンフレットは http://tgn.official.jp/gakken2012 雙峰祭2012 学園祭実行委員会との協力企画として、学術研究企画(学研企画)のパンフレットを作成いたしました。 学祭期間中は実行委員会のブースにて、一般企画のパンフレットと同様に配布しております。   アブストラクト集は http://tgn.official.jp/abstract2012 口頭発表部門、ポスター発表部門のアブストラクトを公開しております。ぜひご活用ください。   レセプションへのご参加は http://tgn.official.jp/re12 10月8日の口頭発表本戦終了後の20時より、プレゼンター、一般参加者、教職員、運営スタッフを交えた交流会が開催されます。 どなたでもご参加いただけますので、ふるってご登録ください。  

    院生プレゼンバトル2012-結果

    10月8日 口頭発表部門 本戦
     
     第1位 池松 俊哉さん
    演題:   「ミラクルトマト」で世界を救う! 所属:   生命環境科学研究科 生物資源科学専攻 博士前期課程2年  指導教員: 江面 浩
    キーワード:ミラクリン、ダイエット、糖尿病治療
    ミラクルフルーツに含まれる「ミラクリン」は、酸味を甘味に感じさせる作用がある。そのため、ミラクルフルーツを食べた後にレモンなどのすっぱいものを食べると、面白いほどに甘く感じる!この作用を利用して、「ダイエット」や「糖尿病治療」への利用が期待されている。しかし、ミラクルフルーツは熱帯原産で、日本での栽培が困難なため、あまり普及していない。また、価格も2~3cmの1粒で約300円と非常に高価である。そこで、栽培の容易なトマトに「ミラクリン」遺伝子を導入し、トマトでの「ミラクリン」生産を試みた。この「ミラクルトマト」で「ミラクリン」の生産性を高め、普段の食生活や治療でより身近に利用できるようにしたい。
     第2位 高橋 宏達さん
    演題:   近赤外に吸収を持つ有機薄膜太陽電池の材料開発 所属:   数理物質科学研究科 物性・分子工学専攻 博士前期課程2年  指導教員: 神原 貴樹
    キーワード:有機薄膜太陽電池、近赤外吸収、温和な反応条件
    都合により Web 上でのアブストラクトは公開いたしません
     第3位 中島 淳志さん
    演題:   カビハンターが行く! -未知の菌類が変える未来- 所属:   生命環境科学研究科 生物科学専攻 博士前期課程2年  指導教員: 出川 洋介
    キーワード:菌類学、未記載種、スクリーニング
    菌類(きのこやカビ)は、実は私たちの身近にいるにもかかわらず、分からないことだらけの生き物だ。毎年千種以上もの新種が発表されており、まだ人類は地球上の全菌類の1割も把握していないともいわれる。その中には、未知の有用物質を産生したり、未知の利用価値を持っていたりする菌もあるだろう。「カビハンター」としてあちこちから菌類を捕まえる私の研究は、まさに未知との遭遇である。似たような仕事をしている人は他にもいるが、私は特に、菌類が一般に持っているある性質に注目して、それに基づいたハンティングを行うとともに、その性質の根本的な原理を解明することに挑戦している。最近私が見つけた新種のカビを例にご紹介しよう。
     高校生賞 廣瀬 真輝さん
    演題:  スフェリコンをベースとした形状デザインシステム  所属:   システム情報工学研究科 コンピュータサイエンス専攻 博士前期課程2年  指導教員: 三谷 純
    キーワード:コンピュータグラフィクス、スフェリコン、形状デザイン
    コンピュータの力を借りて、人間だけではつくることが難しいものを簡単にデザインする手法を、スフェリコンという立体に注目して考案し、プログラムを作成しました。プログラムを用いてデザインした形状は、3Dプリンタで出力することで実際に手にとることができます。
     
    10月7日 ポスター発表部門
    10月7日(日)、院生プレゼンバトル2012 2日目のプログラムとして、ポスター発表部門がおこなわれました。 実に230名以上にものぼる来場者の方にお越しいただき、投票可能時間を過ぎてもなお活発な議論が続く盛況ぶりを見せました。
    1位 池松 俊哉さん
    演題:   「ミラクルトマト」で世界を救う! 所属:   生命環境科学研究科 生物資源科学専攻 博士前期課程2年 指導教員: 江面 浩
    キーワード:ミラクリン、ダイエット、糖尿病治療
    ミラクルフルーツに含まれる「ミラクリン」は、酸味を甘味に感じさせる作用がある。そのため、ミラクルフルーツを食べた後にレモンなどのすっぱいものを食べると、面白いほどに甘く感じる!この作用を利用して、「ダイエット」や「糖尿病治療」への利用が期待されている。しかし、ミラクルフルーツは熱帯原産で、日本での栽培が困難なため、あまり普及していない。また、価格も2~3cmの1粒で約300円と非常に高価である。そこで、栽培の容易なトマトに「ミラクリン」遺伝子を導入し、トマトでの「ミラクリン」生産を試みた。この「ミラクルトマト」で「ミラクリン」の生産性を高め、普段の食生活や治療でより身近に利用できるようにしたい。
    2位 関口 大介
    演題:   太陽電池モジュールの電圧計測による故障診断方法の検討 所属:   システム情報工学研究科 リスク工学専攻 博士前期課程1年 指導教員: 岡島 敬一
    キーワード:太陽光発電システム、故障診断、電圧
    近年、太陽光発電システムの普及が急速に進んでいる。モジュールやストリング等の発電を担う設備と、電力を制御、変換するパワーコンディショナによって構成されており、発電時に機械的な動作がないことからメンテナンスフリーであると言われている。しかし、実際に長期曝露されたモジュールにおいて数多くの故障や不具合が報告されており、簡易的な故障診断方法の確立が求められている。そこで本研究では、ストリングの動作点に応じた各モジュールの電圧測定によってモジュール故障を運用段階で検出する手法を提案する。この故障診断法の有効性を検討するため、モジュール故障を想定した電圧の挙動に関するシミュレーションを行った。
    3位 山本 晃平さん
    発表者:  最大で最小の夢、ナノテクノロジー -原子レベルからの第一原理熱伝導計算- 所属:   数理物質科学研究科 電子・物理工学専攻 博士後期課程2年  指導教員: 小林 伸彦
    キーワード:応用物理、ナノエレクトロニクス、量子力学
    便利さは電気回路がもたらしている。電気回路が人間の代わりに複雑な作業を行うので、私達はボタンひとつでメールを送り、電話し、洗濯し、優秀な医療機器による治療を受けられるのである。今や電気回路の発展は人類の繁栄に直結している。しかし現在、この発展が回路の発熱という大きな問題によって妨げられている。回路がこのまま微細化を続ければ、回路は太陽ほどの熱さになると言われている。放熱させようとしても微細化された配線の熱伝導度は従来の計算法では予測できない。そこで私は配線を原子の集まりとして考え、その振動の様子を精密に計算することで配線の熱伝導度を導くことに成功した。これによって人類は放熱への足掛かりを得た。

    10月8日(月)プレゼンバトル 口頭本戦出場者決定!

    本日13:30より大学会館にて、院生プレゼンバトル予選が開催されました。 AブロックからFブロックの合計6ブロック、計23名が、自身の研究について熱く語り、また来場者の方と質疑を行いました。 終了後の懇親会では、各自の研究に関する活発な議論が行われました。 本選出場者・発表時間は以下のとおりです。
     13:10-13:35 廣瀬 真輝
    演題:   スフェリコンをベースとした形状デザインシステム   所属:   システム情報工学研究科 コンピュータサイエンス専攻 博士前期課程2年  指導教員: 三谷 純
    キーワード:コンピュータグラフィクス、スフェリコン、形状デザイン
    コンピュータの力を借りて、人間だけではつくることが難しいものを簡単にデザインする手法を、スフェリコンという立体に注目して考案し、プログラムを作成しました。プログラムを用いてデザインした形状は、3Dプリンタで出力することで実際に手にとることができます。
     13:35-14:00 高橋 宏達
    演題:   近赤外に吸収を持つ有機薄膜太陽電池の材料開発  所属:   数理物質科学研究科 物性・分子工学専攻 博士前期課程2年  指導教員: 神原 貴樹
    キーワード:有機薄膜太陽電池、近赤外吸収、温和な反応条件
    都合により Web 上でのアブストラクトは公開いたしません
     14:00-14:25 池松 俊哉
    演題:  「ミラクルトマト」で世界を救う!  所属:   生命環境科学研究科 生物資源科学専攻 博士前期課程2年  指導教員: 江面 浩
    キーワード:ミラクリン、ダイエット、糖尿病治療
    ミラクルフルーツに含まれる「ミラクリン」は、酸味を甘味に感じさせる作用がある。そのため、ミラクルフルーツを食べた後にレモンなどのすっぱいものを食べると、面白いほどに甘く感じる!この作用を利用して、「ダイエット」や「糖尿病治療」への利用が期待されている。しかし、ミラクルフルーツは熱帯原産で、日本での栽培が困難なため、あまり普及していない。また、価格も2~3cmの1粒で約300円と非常に高価である。そこで、栽培の容易なトマトに「ミラクリン」遺伝子を導入し、トマトでの「ミラクリン」生産を試みた。この「ミラクルトマト」で「ミラクリン」の生産性を高め、普段の食生活や治療でより身近に利用できるようにしたい。
     14:45-15:10 中島 淳志
    演題:   カビハンターが行く!-未知の菌類が変える未来-  所属:   生命環境科学研究科 生物科学専攻 博士前期課程2年  指導教員: 出川 洋介
    キーワード:菌類学、未記載種、スクリーニング
    菌類(きのこやカビ)は、実は私たちの身近にいるにもかかわらず、分からないことだらけの生き物だ。毎年千種以上もの新種が発表されており、まだ人類は地球上の全菌類の1割も把握していないともいわれる。その中には、未知の有用物質を産生したり、未知の利用価値を持っていたりする菌もあるだろう。「カビハンター」としてあちこちから菌類を捕まえる私の研究は、まさに未知との遭遇である。似たような仕事をしている人は他にもいるが、私は特に、菌類が一般に持っているある性質に注目して、それに基づいたハンティングを行うとともに、その性質の根本的な原理を解明することに挑戦している。最近私が見つけた新種のカビを例にご紹介しよう。
     15:10-15:35 藤嶋 教彰
    演題:   様々な手画像からの高精度爪検出手法  所属:   システム工学研究科 知能機能システム専攻 博士後期課程1年  指導教員: 星野 聖
    キーワード:爪検出、分布密度、2段階探索
    手画像から手の形状を推定するシステムの持つ課題は、指の情報を取得する技術の向上である。ここで着目したのが爪情報であり、様々な手画像から爪を検出する技術が必要と考えた。しかし、従来技術は爪と似た色を持つ掌が写る大部分の手画像で使用できなかった。我々は爪と誤抽出する肌の周辺で特に爪特有の色を持つ画素を抽出すると、画像上の分布密度に差が生まれる、という性質が爪の判定に利用できることを発見した。本研究では色情報で爪の可能性のある領域を抽出し、その後爪かどうか判定する2段階探索で爪を検出するシステムを構築した。検出精度は3名の手において回旋角度±40度から±90度の広範囲で80%以上の検出率となった。
     15:35-15:50 大串 智美
    演題:   時間どろぼうの路線図旅行  所属:   図書館情報メディア研究科 図書館情報メディア専攻 博士前期課程1年 指導教員: 金 尚泰
    キーワード:路線図、地図、情報デザイン、ダイアグラム
    地下鉄路線図の多くは、駅間距離や路線の曲折などの物理的な位置情報を省略し、限られた角度の線を用いて乗り換え駅を強調している。線や点などの図記号を用いたグラフィックな表現は、誰でも直感的に理解することができる。しかし、この表現方法では、人に間違った解釈をさせてしまうことがある。実際に、東京地下鉄路線図を使って最短経路を選択させる実験を行ったところ、路線図上の距離が短いものを選択する傾向がみられた。また、路線図上で短い距離であっても、実際の距離が長く、時間のかかる経路である場合も存在すると分かった。分かっているのに気づかない、路線図のどこかに潜む時間どろぼうに関する調査結果を報告する。
     16:00-16:30 特別プレゼンテーション
    教員プレゼンバトルで最も評価の高かった先生をお呼びしてプレゼンテーションをしていただきます。
      口頭本戦は、10月8日(月)12:30 より大学会館ホールにて開催されます。 是非聞きに来てください。

    会場案内

    院生プレゼンバトル2012の全プログラムは、大学会館3階(正面入口から階段を1つ上がった場所です)でおこなわれます。  
     
    大学会館正面入口から、UT-Shop方面に進み、橙色の壁が目印の自動販売機脇の階段をのぼります。 階段をのぼったところに受付が設置してありますので、資料をお受取のうえ各会場へお進みください。 A会場は受付から向かって右手に、 B会場は受付正面に、 C~F会場は受付から向かって左手に進んだところにございます。  
     
    会場の様子
    10月6日 口頭発表部門 予選 13:00 口頭発表部門予選 の開会式が始まりました! 10月7日 ポスター発表部門 あいにくの天気の中ですが、会場の大学会館第三会議室は朝からにぎわいを見せております。 新しい立て看板を設置しました。

    D3からみた院生プレゼンバトル

    こんにちは。院生プレゼンバトル2012において,音響関係を担当します善甫 啓一です。

    ぜんぽさんしゃしん

    どいつ? 教員プレゼンバトルのポスターに出しゃばって写り込んでいたヴィジュアル系の人です。 私はシステム情報工学研究科にて音響信号処理を専門にしているD3ですが,実はマスターでは経営工学を,学類では電波天文学を行なっていました。そのような経験を踏まえて,本日は,

    院生プレゼンバトルの評価項目について

    を綴らせていただきたいと思います。

    今回の院生プレゼンバトルでは,評価基準が以下5項目になっています。 Story: 論旨が明快で,筋道だったストーリー展開であったか(15点満点) Originality: 発表者の研究について,研究分野での位置づけと独自性が明瞭であったか(25点満点) Technique: 理解を助けるための表現技法は優れていたか(15点満点) Awareness: あなた(聴者)個人の意識に変化が生まれたか(20点満点) Society: 研究の社会的な価値を伝えられていたか(25点満点) 何故この項目・傾斜になったか。特に5番目のSocietyについて説明したいと思います。 「院生プレゼンバトル」はその名の通り,大学院生がプレゼンテーションを行い競い合うことを目的としています。 【貴方のその研究,2位じゃダメなんですか?】 少し古いかもしれませんが,我々研究者を良くも悪くも震撼させた言葉だと思います。 これは,専門家と一般の人との理解がかけ離れているからこそ投げかけられた言葉で, 今後,科学・研究の分野はますます多分野化してゆき,専門家と一般の人との距離が広がってゆくことは容易に想像できます。(そんなことはさせませんが) しかし,感情的なことを抜きにして考えると,「アウトリーチ」という言葉の台頭からも分かるように, 我々,大学院生を含む研究者は,分野は関係なく,人の集合体である,社会からの期待を受けて,研究を行なっていると捉えることは出来ないでしょうか? 明日から役に立つ,人・組織を上手く動かせるかもしれない社会工学でも,製品化して一般消費者の手元にたどり着いた時に役に立つかもしれない音響工学も,役に立つのが50年,100年先なのかわからない電波天文学も,いずれもその研究が大切であるからこそ情熱を向け研究している人がいるのだと思います。 専門を持つ皆様も,ご自身の研究が大切だと考えるからこそ,身を捧げているのではないでしょうか? その想いが一般の人,もしくは異分野の人に対してどれだけ届くか,それを評価する項目として,【Society】に25点の傾斜がかかっています。 ・「研究」であるからこそには,世の中にない全く新しいもの(成果・概念・手法など)である必要があります。【Originality】は「研究」である必要条件として25点を。 ・「プレゼン」には,最低必要な要素としてプレゼンターと観客があります。例えば,ジャパネットた○たを見て,「すごい!お買い得だ早く買わなきゃ!」とか,スティーブ・ジョ○ズさんのプレゼンを見て,「iPh○neならこんなことも出来るのか。欲しいな」と,観客一人ひとりに何かしらの意識の変化が起こることこそ,良いプレゼンテーションの条件ではないでしょうか? 【Awareness】に20点の傾斜がかかっているのはこのような理由です。 ・そして,論じられる研究内容が誰にでも理解可能である必要があるので【Story】を,また理解を助けるための工夫は努力次第でどこまでも凝れるので【Technique】を加えた評価基準となっています。 エッセンスだけを取り出したので,議論の過程はかなり省いてますが,この様なことをTGNでは考え,今回の院生プレゼンバトル2012の評価基準にしています。 また,この評価基準は我々がコーディネートをしている大学院共通科目:教員プレゼンバトルにおいても同様に用いられています。 しかし,必ずしも前述した評価基準である必要はないと思います。もし,これを読まれている他大学の方がおり,「うちの大学でもやってみようかな!」と思われる方がいたら,ゼヒ行なって下さい。けど,必ずしも前述した評価基準である必要はないと思います。 以上を踏まえ,プレゼンターの皆様も,観客として院生プレゼンバトルに訪れてくださる方も,Twitter上のタイムラインを追いかけてくださる方も,Ustreamで観覧予定の方も,楽しんでもらえれば光栄です。 また,「もっと○○したらいいよ!」など改善案をお持ちの方は, TwitterでもメールでもFacebookでも大歓迎ですので、是非ともお教え下さい! それでは,日にちもあと少し! 皆様にとって実り多き院生プレゼンバトル2012となることを願っています。

    1日目(`12.10.06) 13:30-15:35 口頭発表予選 2日目(`12.10.07) 10:00-18:00 ポスター発表 3日目(`12.10.08) 12:45-17:00 口頭発表本戦 いずれも大学会館にて。

    発表者&発表タイトル(確定版)公開!

    遂に今週末,院生プレゼンバトル2012が開催されます! 先日より,発表のアブストラクト集はこちらで公開しておりますが,改めて発表者および正式な発表タイトルをお知らせします   工学・理学・社会学・芸術学・体育学…と, まさに,総合大学である筑波大学ならではの,多種多様な研究分野からの発表が出揃いました!   ぜひ当日は会場にお越しになり,最先端研究の魅力的なプレゼンテーションの数々をお楽しみください!   口頭発表部門 発表タイトル一覧
    ブロック 発表時刻 氏名 所属専攻 タイトル
    A 13:30-13:55 庄司 秀亮 生命共存科学 緑のいきものから作るクリーンな資源
    13:55-14:20 石神 健太 物理学 セシウムを吸着する青色顔料「プルシアンブルー」とは?
    14:20-14:45 大串 智美 図書館情報メディア 時間どろぼうの路線図旅行
    14:45-15:10 阿部 貴晃 生物科学 発生から考えるコウモリの翼の進化
    B 13:30-13:55 東野 亮太 体育学 肥満男性における減量が中心血圧に及ぼす影響 ―腕では評価できない新しい高血圧の概念―
    13:55-14:20 中島 淳志 生物科学 カビハンターが行く!―未知の菌類が変える未来―
    14:20-14:45 出口 啓太 物質・材料工学 お酒が誘発する超伝導
    14:45-15:10 提 達朗 リスク工学 ライフサイクルアセスメント―鳥の目でエコを分析―
    C 13:30-13:55 長谷川 孔明 知能機能システム 次世代の電話のかたち?遠隔コミュニケーションロボット
    13:55-14:20 田中 みさよ 芸術 ストリートにおける表現の可能性
    14:20-14:45 池松 俊哉 生物資源科学 「ミラクルトマト」で世界を救う!
    14:45-15:10 横山 拓郎 電子・物理工学 未来のエネルギー“地上の太陽”を目指す ―海水から無限のエネルギーを作り出す―
    D 13:30-13:55 山本 晃平 電子・物理工学 最大で最小の夢、ナノテクノロジー ―原子レベルからの第一原理熱伝導計算―
    13:55-14:20 藤嶋 教彰 知能機能システム 様々な手画像からの高精度爪検出手法
    14:20-14:45 鈴木 春香 地球科学 賃貸住宅からみた筑波研究学園都市の地域構造
    E 13:30-13:55 瀧渕 岳 生物科学 ミトコンドリアとがん
    13:55-14:20 玉利 泰成 物性・分子工学 形状記憶合金の最先端 ―エネルギー効率の限界へ 超小hysteresis合金の開発―
    14:20-14:45 石原 慎矢 生物圏資源 絶滅危惧水牛タマラオの保全のための研究 (個体数変動、行動特性、および遺伝的解析)
    14:45-15:10 廣瀬 真輝 コンピュータサイエンス スフェリコンをベースとした形状デザインシステム
    F 13:30-13:55 竹中 淳 国際地域研究 新時代における東アジア的人間観の意義
    13:55-14:20 佐々木 陽香 生物科学 へんないきものから学ぶ脊椎動物の祖先と進化
    14:20-14:45 高橋 宏達 物性・分子工学 近赤外に吸収を持つ有機薄膜太陽電池の材料開発
    14:45-15:10 吉田 光男 コンピュータサイエンス ウェブページからのコンテンツ抽出 ―ウェブ検索エンジンをよりよくするために―
      ポスター発表部門 発表タイトル一覧
    コアタイム 氏名 所属専攻 タイトル
     A (午前 10:00~11:00) (午後 14:00~15:00) 小林 彰人 知能機能システム 誰でも簡単!電気でわかるステーキの焼き加減 ―身近なアレにも使われている計測技術―
    池松 俊哉 生物資源科学 「ミラクルトマト」で世界を救う!
    関口 大介 リスク工学 太陽電池モジュールの電圧計測による故障診断方法の検討
    田中 みさよ 芸術 ストリートにおける表現の可能性
    湯田坂 卓人 知能機能システム 楽器の物理,楽器の不思議
    吉田 光男 コンピュータサイエンス ウェブページからのコンテンツ抽出 ―ウェブ検索エンジンをよりよくするために―
     B (午前 11:00~12:00) (午後 15:00~16:00) 小林 透 知能機能システム 物理を使った楽器のオーダーメイドに向けて ―よりリアルな撥弦楽器のサステインを目指して―
    藤田 務 知能機能システム 電気でみる珈琲豆の焙煎度合い
    阿部 貴晃 生物科学 発生から考えるコウモリの翼の進化
    竹中 淳 国際地域研究 新時代における東アジア的人間観の意義
    白井 智子 コンピュータサイエンス ChronoView: 大量の時刻情報付きデータの分析を支援する可視化手法
    池田 晴國 物理学 やわらかい物理