学内研究企画エリア拡充プロジェクト2012報告

[1]企画概要 私たちは、つくば院生ネットワーク設立以来、学園祭における学術的な雰囲気の拡充を目指してきました。そのために今年度は、学研企画数の増加を最初の課題として掲げ、学内の研究室や研究機関等に学研企画の周知と参加への案内を行いました。また、学園祭当日に来場者が積極的に学研企画へ訪れることで、学研企画エリアにさらなる活気が生まれることを目指し、「学研企画パンフレット」を作成しました。学研企画パンフレットは、学園祭実行委員が作成するパンフレットとは異なり、学術的な企画のみにフォーカスすることで、学園祭実行委員のパンフレットでは紙数の都合上で伝えきれない、筑波大学らしい学術性豊かな学園祭の側面を紹介するものです。   [2]成果 つくば院生ネットワーク設立前の2010年度の学研企画数は31企画でした。つくば院生ネットワーク設立後、学研企画の拡充を目標に掲げ、学内での学研企画の周知を行った結果、2011年度は44企画に増加することに成功しました。そして本年度においても、学内研究企画エリア拡充プロジェクトを計画し、学研企画数のさらなる向上と同時に、学研パンフレットを配布することで学園祭当日の学研エリアを活気づけることを目指しました。 結果、2012年度は学研企画数が49企画とさらに向上させることに成功しました。注目すべきことに、学園祭実行委員会による企画のカテゴリ分けの都合上、学研企画とカウントされなかったステージ企画、一般企画においても新規な学術的企画が数多く見受けられました。特に、「院生プレゼンバトル」、「アストロカフェ」、「TEDxTsukuba」等は、ステージ企画、一般企画とカウントされながらも筑波大学の学園祭に新たな学術的な風を送り込む、大変すばらしい企画でした。 学研パンフレットの方でも大きな反響がありました。学園祭当日に配布する前にSNS等を通じてWeb上で公開を行っていましたが、非常に多くのアクセス数を獲得し、学園祭前から数多くの人に学研企画に注目してもらうことに成功しました。また、当日配布用として印刷したものを1000部用意しましたが、当日案内所ではすぐに無くなってしまうなど大変好評でした。配布を手伝ってくれた学園祭実行委員会の方からも、もっと部数があればよかったのにという意見をいただきました。さらに、当日の学内研究企画エリアでは、配布した学研パンフレットを片手に持ちながら学研企画を巡る来場者の姿が数多くみられ、学研企画への来場者数を上げることに寄与できたと考えています。 以上、学内研究企画エリア拡充プロジェクトを遂行することによって、学園祭における学内研究企画の学術的な雰囲気を拡充することに貢献できたと考えています。